私はオフィスチェアとしてアーロンチェアを使っています。5年程使ったのでその感想を書きたいと思います。自宅ではエルゴヒューマン プロオットマンを使っています。
自宅用にアーロンチェアかエルゴヒューマンどちらを買うかを検討して結果的にエルゴヒューマンを選択しました。その理由やレビューそについても別記事で書いていますので、購入検討している方の参考になればと思います。
ハーマンミラー アーロンチェア
言わずと知れた高級チェアです。1994年から発売されているロングセラー商品です。2017年にリマスタードとしてリニューアルして発売されています。
デスクワーク用でこのチェアを使っていますので、長期間座った上のレビューでもあります。使用しているのはリマスタードになる前の製品です。
ランバーサポートがポスチャーフィットにリニューアルされておりそちらに変更済みです。
リマスタードはお店で試座したことがありますので、その時の感想も含めて書いています。
①前傾チルト
パソコンなどデスクワークで集中するときは前傾姿勢になります。前傾姿勢の時に背もたれも前方に追随して前に傾いて背中を支えてくれます(約5°)。
こちらの庄文堂さんのHPがわかりやすいです。
普通の椅子であれば前傾姿勢になると背もたれと背中が離れてしますが、この機能があれば背もたれがピッタリついてくるので、姿勢が保たれます。
そのため前傾姿勢を続けても背中や腰がサポートされて疲れにくいです。
②座面がメッシュ

メッシュなのでの夏場に蒸れにくいです。しかし、冬になるとスースーして寒いです。薄いブランケットなどを敷くと緩和できます。
またクッション性もあるので長時間座ってもお尻が痛くなりません。
良かった点が少ないですが、普通のオフィスチェアより長時間のデスクワークに向いているのは間違いありません。特に背中の支え具合が良くてそれだけでも価値があります。
前に使っていた普通のオフィスチェアから乗り換えて肩こりや腰痛が軽減されました。普通のオフィスチェアは背もたれがまっすぐで、腰を支える部分がありません。
背骨はS字になっているのが良い状態と言われています。
これを実現できるように支えてくれているので、特に腰が随分楽になりました。
①リクライニングで固定できない
後ろに倒れるとリクライニングできますが、リクライニング状態で固定できません。姿勢を起こすと背もたれも起き上がってきます。起き上がってくる強さは調整できますが、背もたれが起き上がろうとしてくる圧力を感じます。私は固定できる方が良かったです。
②ヘッドレストが無い
リクライニングさせてちょっと休憩したいときに頭を置けないのはマイナスポイントでした。仕事用ならなくても良いかもしれません。
③ポスチャーフィット(ランバーサポート)の支え具合が弱め
背中から骨盤にかけて背中を支えてくれます。こちらの庄文堂さんのHPがわかりやすいです。
椅子の奥までしっかり深く腰掛けてようやくサポートされているのを感じるくらいです。サポートの強さを調整できるのですが、一番強くしても物足りないです。
私はしっかりと支えられているのが好みですので、マイナスポイントとしました。
座面のメッシュの材質がつるつるしているので、深く腰掛けると少しずつ座面の前方に滑ってしまい、背もたれと適切な背中のサポートを受けられなくなってきます。
スーツなどのツルッとした素材は滑りやすいと思います。
④価格
ちょうど購入を検討していたタイミングでアーロンチェアリマスタードという新しいバージョンが発売されて、価格が約14万→約18万と爆上がりしました。今は約20万と更に値上がっています。
⑤座面前方が硬い
座面前方の部分が硬いので、長時間座っていると太ももの裏側が痛くなります。座面はメッシュですが前方部分は硬い素材です。
上でも書きましたが、座面で滑って太ももが前方にいくので、太もも裏が硬い部分に当たってしまいます。下側に湾曲していますが、それでも硬いのを感じます。

フットレストを使えば太ももが持ち上がるので緩和できるかも。
以上がアーロンチェアの感想です。仕事用には良いかもしれませんが、家でリラックス時にも使うという用途には向いていなさそうなので候補から外れました。
例えばゲームや音楽を聞くなどの用途には別の椅子のほうが良いと思います。
今回はアーロンチェアを5年使った感想について書きました。今も現役で使っており特に壊れることもありません。
個人の体型によって感想は変わると思うので、ぜひお店で試してみてください。なにせ高級チェアですから失敗すると財布へのダメージが大きいですから。

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