防音室ができるまで(その2,防音工事業者選び①)

防音
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さて前回の記事の記事の続きで防音工事の業者選びについて、自分が重視したことや決め手になったことを書いていきます。防音工事を考えている方の業者選びの際に気をつけたほうが良い点について書きます。

大事なことはとにかくいろんな業者に見積もりをとることです。
この一点につきます。下記のようなメリットがあるからです。

①自分が検討している仕様(部屋のサイズ、防音のレベル等)の相場を知ることができる。

まず検索ワードとしては“お住まいのエリア(東京、大阪等)+防音工事”等で探します。
例えば大阪に住んでいるのに東京の業者に頼むと宿泊費や交通費がかかるのでその分高くなります。

最近はHPからフォームやメールなどで簡単に問い合わせができますし、フリーコールのところがほとんどです。なので気になった業者には一通りコンタクトしましょう。私の場合は10件の業者に見積もりをとりました。内容は一回テンプレを作ってしまえば同じものを貼り付けるだけですので、簡単に送ることができます。

記載することとしては下記の点になります。
・どんな用途か(楽器、ホームシアター、オーディオ)
・どのくらいの広さか
・予算(書かなくてもいいかも)
予算については書いてしまうとその範囲内でおさまるように部材をケチられるかもと思って私は書きませんでした。

上記の3点について詳しく解説します。
防音室は要望によって価格がかなり大きく変わります。
・部屋のサイズ
何畳の防音室にするかです。例えば元の部屋が6畳なのか10畳なのかでも大きく変わります(50-100万ぐらい平気で変わります)。部屋が大きくなるとそれだけ吸音材などの資材が増え、施工日数が増えるため人件費も増えます。

ちなみに我が家の場合は12畳の部屋を工事予定でした。
ここで検討したのが半分の6畳を防音室にして、のこりの6畳を普通の部屋にするという案でした。
しかし、6畳を防音工事するとおよそ4.5畳になると言われ、それはさすがに狭いかと思い却下しました。
私はドラム、ギター、オーディオと置きなおかつ自分の部屋として使いたかったので、アンプ、スピーカー、デスクを置くことを考えると足りないと思ったからです。
ドラムのみやエレキギターのみという方であれば足りると思います。実際に私が見学させていただいた防音室(4.5畳)でドラムとギターを置いているお宅もありました。
あとはわざわざそのブースに入るのが面倒になりそうなのも理由でした。

・防音レベル
これは一番大事なところです。
どんな音を出すのかで必要な防音レベルが変わってきます。
各種楽器について一般的に下記ぐらいのレベルとされています。

各種楽器の音量レベル

上に行くほど必要な防音レベルが高くなります(つまり費用も高くなる)。防音は低音になるほど難しくなります。ドラムはバスドラやフロアタムがあるため、減衰させるのが大変なのです。複数の業者さんと話すと皆さん一様に”ドラムが防音が一番むずかしいんですよ“とおっしゃっていました。

音をどれだけ減衰させられるかの性能をD値(Dr値ともいう)で表します。
例えばD-70性能の壁があるとすると100dbの音がこの壁を通過すると30dbになるといった具合です。
(細かい話をすると500hzを基準とした値です)

D値のイメージ

つまりドラムの爆音120dBを比較的静かな50dBに下げるにはD-70の防音レベルが必要になります。しかもドラムの場合は低音が多いため、余計に大変なのです。

こちらは遮音に必須の石膏ボードで有名な吉野石膏さんのHPになります。
2つ目の図にD-〇〇の各遮音等級ごとの周波数と透過損失のグラフがあります。

例えばD-60であれば500hzは60dB減衰させられるということです。
ここで注目してもらいたいのが、125hzだと45dBしか減衰していないのです。
低音の防音が難しいというのがグラフにも現れています。

バスドラムは80-100hzの成分が多いとされています(80hz以下も出ています)。なので80hzの周波数であれば更に減衰させるのが難しいです。

以上が部屋のサイズと防音レベルについてでした。防音室の金額はほぼこの2点で決まりますので、重要ポイントです。防音レベルについては楽器が決まれば自ずと決まりますが、部屋は皆さんの希望や家族との兼ね合いがあるので、よく相談して決めたほうが後々もめないと思います。

かなり長くなったので、②③は次回記事にしたいと思います。当時のメールを探して実際の見積金額も書いていく予定です。長文にお付き合いいただきありがとうございました。

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うさりーにょの音楽雑記

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