防音室ってどんな構造?実際の写真つきで解説。(部屋はどのくらい狭くなる?)

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この記事では防音室の構造について説明をしていきます。この記事を読んでいただければ防音室の構造や部屋がどのくらい狭くなるのかわかります。実際に施工した部屋のサイズがどのくらい狭くなったかも解説します。

防音室ってどんな構造?

簡単に言うと部屋の中にもう一つ部屋を作ります。ルームインルームとも言われます。横から見た図はこんな感じです。

防音室の構造

中に作ったもう一つの部屋が家本体の床、壁、天井に直接触れていない構造(浮き構造)をとっています。これにより振動や音を直接伝えないようにしています。特にドラムの場合は振動がかなりあるので、床も浮かせることで他の部屋に振動が伝わらないようにしています。

部屋の中に部屋を作るので、当然狭くなってしまいます。もとの部屋のサイズは12畳で9畳程度まで小さくなると言われていました。かなりもったいない使い方ですね。スケルトン(内装をしていない構造体のまま)からどのくらい小さくなったのでしょうか。

スケルトン:5.35m✕3.52m
出来上がり:4.64m✕2.89m


実際の出来上がりは約8.6畳でした。ギターやホームシアター用途であればここまで小さくならないですす。ちなみに天井の高さは2.45mでした。

床の構造

床の構造をもう少し詳しく説明します。我が家の床構造を模式図で示します。基礎RCの上から床を作っていくため、防音室以外の床に比べると一段低いことが多いです。

我が家の場合ほとんど変わりませんでしたが、段差が付く場合は後から踏み台を置いたりしたほうが怪我をしにくいと思います。床が下がるということは相対的に天井が高くなるので開放感は増します。

模式図
①基礎(RC):基礎のコンクリートです
②GW     :グラスウール 密度96K 25mm厚を2枚
③RC    :コンクリートの層 100mm
④浮床 (GW) :吸音層の2重床   
①基礎(RC)
②GWの層
③RC
④2重床

①基礎のコンクリートそのままの状態です。ここはハウスメーカーの担当になると思います。

②コンクリートの上にGWを敷きつめて下のコンクリートと縁を切ります。

③ここにワイヤーネットを敷いてコンクリートを流し込みコンクリートの床をつくります。

④その上に二重床システムを使い2重床を構築します。このパーティクルボードの上にさらに石膏ボードでを敷いてフローリングを敷いていきます。下からはみ出て見える黄色いのがGWです。

このような足を使って床を浮かせて隙間にGWを詰めて吸音をしています。

こちらの万協フロアーさんのHPがわかりやすかったので引用します。
こんな風にフローリングを浮かせています。我が家の床も万協フロアーさんの製品を使用しています。

壁の構造

壁は吸音するための層なので石膏ボード+グラスウール+遮音シートの構成となります。ロックウールを使うところもあるようです。石膏ボード自体も遮音効果があります。

壁の構造

室内から吸音→遮音の順番になっています。実際の写真を載せていきます。

①施工前の状態(スケルトン)
②遮音シート
③GW
④石膏ボード

②黒いのが遮音シートです。

③遮音シートの上に木枠をつけてグラスウールを入れていきます。

④石膏ボードでふたをします。

天井の構造

天井の構造の模式図です。壁と同じで石膏ボード+グラスウール+遮音シートの順番になります。

天井の構造

実際の写真です。

①天井
②吸音

①黒いのが遮音シートです。天井一面に貼ってあります。青矢印のところにあるのが吊金具です。
この金具で十字に組まれている木枠を吊っています。

②木枠の上に吸音用のロックウールを詰めています。GWを使っているところもあります。ここに石膏ボードを貼り付けて壁の構造④の写真のようになります。

この先は業者さんによって変わるかもしれませんが、我が家の場合この上にさらにGWを入れてその上にクロスを貼って出来上がりとなりました。

今回は防音室の構造について解説しました。記事を書いていて懐かしくなりました。このときはしょっちゅう現場に行って写真を取りまくっていました。

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