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SOULNOTE D-1のレビュー sd2.0やdc1.0と比較

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SOULNOTEのDACをsd2.0からD-1に買い替えました。購入を考えているときにレビューが少なかったので、比較も含めながら書いていきたいと思います。dc1.0も所有していました。

結果的には入れ替えてよかったです。今はD-1Nになっていますが、NOSが追加されたこと以外は同じです。

sd2.0と違ってブラックとシルバーが選べるのも良いですね。

外観・仕様

前面

操作ボタン

・電源
・LOCK RANGE SELECTOR
・INPUT SELECTOR

LOCK RANGE SELECTOR

押すとDPLLのロックレンジが切り替わります。ロックレンジ「1」が最も狭く「2」「3」「4」と次第に広くなります。
※一般にロックレンジが狭いほどジッターが減り、音のクオリティが上がりますが、送り出し機器のクロック精度によってはロックが外れ、音が一瞬途切れることがあります。このような場合は、ロックレンジを広めに設定してください。

https://www.kcsr.co.jp/image/SOULNOTE/d1_usermanual.pdf

私は「1」で使用していますが、音飛びもなく使用できています。下流はラズベリーパイ(Volumio)からUSBで接続しています。

自作の電源分離2股USBケーブルで接続しています。

狭くしていったほうが音のにじみが少なく、シャープになります。

INPUT SELECTOR

・USB
・COAX1
・COAX2
・AES/EBU
 

INPUTはUSB、同軸、AES/EBUの3種類です。

同軸は下記の2種類があります。
COAXIAL:NORMAL
通常の同軸接続

COAXIAL:DIRECT
音質に配慮してカップリングコンデンサを削除した端子。SOUNOTE機器では動作確認ずみですが、他社製品をご使用で音がでない場合はNORMAL端子に接続してください。

DIRECTの方は音質に配慮した端子となっているようです。

光デジタルがないのが個人的には残念ポイント。というのも私はPS4もオーディオ機器から鳴らしているためです。AV機器と共存する方にはマイナスポイントです。

PS4は出力が光デジタルしかないので、コンバーターを使って光デジタル→同軸に変換してD-1に入力しています。



アンプの脚ですが、前1点、後2点の3点支持と少し珍しい構成です。トランスの真下に脚があるため、トランスの振動をダイレクトに逃がすことができます。

ステンレス製の平脚、スパイクが付属しており好きな方を選べます。

D-1Nとの違い
NOSモードが追加されています。D-1をお持ちの方は後からD-1Nにもバージョンアップ可能です。

従来のFIRオーバーサンプリングモードに加え、デジタル領域における無帰還化とも言えるNOS(ノンオーバーサンプリング) モードを 採用しました。このモードにするとFIR オーバーサンプリングのインパルス応答で観測されるプリエコーやポストエコーは発生しません。 なお、アナログ出力のノイズレベルは非常に低く抑えられており、また両モードによるレベル差もありません。

https://www.kcsr.co.jp/detail_d1n.html

通常のD/A変換ではノイズが出ますが、これを回避するためにオーバーサンプリングして高周波領域でアナログ変換します。これだと時間軸での正確さが失われてしまいます。

そこでオーバーサンプリングしないNOSモードが採用されました。詳しくは公式HPにて。

LOCK RANGE SELECTORで通常のFIRとNOSが切り替えられます。クオリティアップが狙えそうですので、私もやってみたいなと思っています。

音質レビュー&sd2.0、dc1.0との比較

過去にsd2.0とdc1.0も所有していたので、比較も含めた音質レビューになります。

一聴して感じたのは高域方向の伸びやかさです。sd2.0と比べると上品でクリアな音になったと感じました。低域はもっさりせずに軽快に鳴っています。

空間表現力も高く、録音されている位置にしっかり定位して音像を作ります。

解像度も高いです。ただsd2.0と比べてかなり差があるかと言われると微妙です。しかし、高域に関してはD-1のほうが高解像度です。

私は趣味でドラムをやるのですが、sd2.0に比べるとハイハットやクラッシュ等のシンバルがかなり綺麗に鳴るようになったと感じました。

次にdc1.0と比べると空間表現や解像度は明らかに増しているのがわかります。

dc1.0に比べて現代的な高解像度&クリアな音になっています。しかし、dc1.0には独特の熱い音があり、根強いファンがいるのもわかります。

sd2.0やdc1.0はエネルギーが中域に寄っており、これが熱い音と言われていますね。私もsd2.0で聴くエレキギターの音は好きでした。

このあたりのいわゆる”熱い音”が好きな方は無理して買い換える必要はないと思います。

簡単にまとめると

・高解像度&クリアで現代的な音
・sd2.0やdc1.0と比べて高域側に伸びており、エネルギーバランスはフラット寄り

という方向性の音です。

まとめ

Soulnote D-1はこんな方におすすめです。

・高解像度&クリアな現代的な音が好き
・高い空間表現力でクラシック等の定位感を感じたい
・ドンシャリではなくフラット寄りなエネルギーバランスが好き

sd2.0から買い替えましたが、私は気に入りました。特にシンバルの音がいいですね。

B&Wの805d3と組み合わせたらどれだけ高解像度でクリアな音が出るのか聴いてみたいものです。

以上、Soulnote D-1のレビューでした。検討している方の参考になれば幸いです。





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