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防音室の電気工事とコンセントについてやったほうが良いこと3選!!

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防音室の電気工事やコンセントについては情報が少ないですよね。

・200Vの電源は必要?
・壁コンセントの選び方は?
・電気工事・コンセント設置で気をつけることは?

等いろいろと疑問があると思います。

電源は音響機器の音質に影響を与える重要な部分です。プロが使う録音スタジオでは電源にかなり気を使われています。

防音室をつくる人は非常に少ないので、電気工事やコンセントに関する情報は得にくいです。防音室は後からコンセントを増やしたり位置を変更したりはほぼ無理です。なので事前にしっかり計画しておく必要があります。

電源・コンセントについてはかなり情報収集をしてから防音室を作った経験があります。結果的にかなり満足な電源環境を作ることができました。

この記事ではDTM・オーディオ・ギターアンプで良い音を得るための電源環境の構築方法について解説しています。この記事を読むと電気工事やコンセントで”最低限これはやっておくべき!!”ということがわかります。

結論としては以下の3点です。

・音響機器のコンセントは専用回路にする
・200Vの電源をひいておく
・良いコンセントを使う(WN1318KやWN1512)

専用回路とは一つのブレーカーからコンセントまで他の機器に一切つながっていない回路です(下図参照)。

専用回路
専用回路について

エアコンは基本的に専用回路になっていますが、通常のコンセントは照明や他の部屋のコンセントと同じ回路でつながっています。

専用回路はプロの録音スタジオやオーディオ界で採用されています。理由は他の家電(PC、照明、テレビ)が発するノイズが、回路を経由して音響機器に影響を与えるからです。

専用回路は工事業者にお願いしておきましょう。専用回路にしても数千円程度のコストですので、コストパは最高です。すでに家がある場合は電気工事業者さんに見積もりを取ってみましょう。

私は音響機器を接続するコンセントは全て専用回路にしました。賃貸で工事ができない場合はデジタル機器とアナログ機器のコンセントを分けるだけでもやってみましょう。

デジタル機器:パソコン、DAC(DAコンバーター)、オーディオインターフェイス
アナログ機器:パワーアンプ、プリアンプ

例えばパソコンとギターアンプは別のコンセントから取りましょう。

特にパソコンはノイズを出すので、パソコンだけノイズフィルター付きの電源タップを使うのも効果的です。

電圧の低下

コンセントの電圧は100V以下になっていることも多いです。特に集合住宅だと100Vを下回っていることはよくあります。

たくさんの家庭で電気を分け合っているので、電圧も不安定になりがちです。

我が家の専用回路コンセントの電圧です。100V以上出ています。以前にマンションで測定した時は98Vしかありませんでした。

専用回路の電圧

200Vのコンセントを設置する

これは一番効果がありました。最初にオーディオ機器で試したのですが、音がかなりエネルギッシュになりました。蛇口全開で音が前に飛んでくる感じです。

背景が静かで音が立って聞こえます。

200Vのコンセントは100Vと形状が違います。間違えてさすことはないですが、100Vの機器に200Vを流すと壊れるので注意しましょう。

200Vのコンセント



100Vの機器で使うには200V→100Vにするダウントランスをかます必要があります。

私は200V→100Vに降圧&ノイズカットができるノイズカットトランスを使っています。


詳細レビューはこちらの記事で書いています。音質アップにかなり効果がありました。
電研精機のノイズカットトランスのレビュー

200Vコンセントはパナソニックのコンセント(WN1932)を使っています。オーディオ界では有名な中村製作所でも推奨されているコンセントです。

パナソニック WN1932 フルカラー 15A・20A兼用埋込アースターミナル付接地コンセント 250V

実は100Vのノイズカットトランスもあります。現在100Vをご利用の方はこちらでもノイズカットの効果が見込めます。

200Vはバランス伝送(平衡伝送)というノイズに強い方法で伝送されているため、ノイズの影響を受けにくく音質アップに効果があります。

200Vの効果についてはこちらの記事で詳しく書いています。
オーディオや楽器の電源を200Vにするとどうなる?

せっかく設置した200Vなのに、1年以上使用していませんでした。もっと早くやっておけばよかったと後悔しました。

海外製のアンプで115Vや117Vを利用している方は、その電圧に適したダウントランスを使うと機器の性能をフルで発揮できます。

音質的に良い壁コンセントにする

入門用のコンセントとして有名なのはPanasonicのコンセントです。

・WN1512K
・WN1318K(ホスピタルグレード)

WN1318Kはホスピタルグレードと言われ医療現場でも使用されています。頑丈でプラグをコンセントにさすとがっちりホールドしてくれます。


パナソニック フルカラー 医用埋込アース付ダブルコンセント WN1318K

3P(アースプラグがついているプラグ)にすると3点で支えるのでぐらつきなくしっかりホールドできます。

オーディオ用コンセントで有名なのはオヤイデのR-1です。プラグの受け部分にプラチナ+パラジウムのメッキ処理がされているものです。

専用回路と200Vの影響の方が大きかったので、高級なコンセントにこだわるのは予算があればで良いです。Panasonicのコンセントでも十分です。

電源は後から変えられないので、事前にしっかり計画しておきましょう。専用回路や200Vはコスパ最高の音響機器のようなものです。

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音質向上記

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