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バズフェイトンチューニングの合わせ方とおすすめチューナー3選

ギター

バズフェイトン(Buzz Feiten Tuning System / BFTS)は、ギタリストのバズ・フェイトン氏が開発した特殊なチューニングシステムです。

ナットとブリッジの位置を物理的に調整することで、どのポジションでもクリアな和音が得られるよう設計されています。

搭載ギターには専用ロゴが入っており、Suhr、Tom Anderson、T’s Guitarsなどのハイエンドギターに採用されています。

バズフェイトンチューニング
バズフェイトンのロゴ

バズフェイトンは通常のチューニングから1〜2cent意図的にずらしているため、専用の高精度チューナーが必須です。

一般的なチューナー(KORG DT-7など)の精度は±1centなので、バズフェイトンには不十分です。

1〜2centのズレを正確に合わせるには、±0.1cent以内の高精度チューナーが必須です。

この記事では、バズフェイトンチューニングの具体的な方法と、対応できる高精度チューナー3機種を紹介します。

私はSonic Research ST-300を使っています。精度が±0.02centとかなり高精度です。残念ながら日本での販売が終了しているので、探すなら中古市場になります。

今から選ぶなら高精度のチューナーのPeterson Strobo Clip HDがおすすめです。私はどちらも使っています。

チューニング方法|バズフェイトンチューニングの合わせ方

後述するPeterson Stroboシリーズの3つの機種であれば、バズフェイトン専用モードが最初から搭載されているので設定不要です。

バズフェイトンチューニングは、各弦を下記の数値だけ通常の基準値からずらします。

音名(開放弦)offset値
1E(E4) 0Cent
2B(B3) +1Cent
3G(G3) -2Cents
4D(D3) -2Cents
5A(A2)-2Cents
6E(E2) -2Cents
開放弦のチューニング
12フレットのオクターブ調整offset値
1E(E5) 0Cent
2B(B4) 0Cent
3G(G4) +1Cent
4D(D4) +1Cent
5A(A3) 0Cent
6E(E3) 0Cent
12フレットのチューニング

12フレットのオクターブ調整について
オクターブ調整(ブリッジサドルの位置調整)をする際、12フレットを押さえた実音がこの値になるようにサドルを前後に動かします。

通常のギターとは異なり、開放弦と12フレットが完全に同じピッチにならないのがバズフェイトンの特徴です。

チューニング後、コードを弾いて響きを確認してください。

正確にチューニングできていると、和音の濁りが少なく、透明感のある響きになります。

高精度チューナーでバッチリ合わると、和音がきれいで驚きました。

バズフェイトンに対応チューナー|おすすめ3選

バズフェイトンチューニングに対応している、Petersonの高精度チューナーの比較表です。

全機種プリセットにバズフェイトンチューニングの設定が入っているため、特別な設定は不要です。

項目Strobo Clip HDStrobo Stomp MiniStrobo Stomp HD
精度±0.1cent±0.1cent±0.1cent
形式クリップ式ペダル式(小型)ペダル式
PC編集対応対応対応
電源CR2032電池・9Vアダプター
・USB-C
・9V電池
・9Vアダプター(他のペダルに供給可)
端子位置上部両サイド
サイズ(mm)61W×30H×45L47W×52H×96D66W×53H×129D
重量(g)37.5254400
価格10,000円19,00023,000
バズフェイトン対応チューナー一覧
どのチューナーを選ぶべき?
  • クリップ式が欲しい・予算重視→Strobo Clip HD
  • ペダルボード派・省スペース重視 → Strobo Stomp Mini
  • プロ仕様・大画面重視 →Strobo Stomp HD

【1位】Peterson Strobo Clip HD|手軽に使えるクリップ式

クリップチューナーが好みという方にはStrobo Clip HDがおすすめです。

±0.1centの高精度でコスパの良いクリップチューナーです。

バズフェイトン専用モードを搭載しており、設定不要で初心者でも迷わず使えます。

ここが良い!
  • バズフェイトンモード搭載(設定不要)
  • コスパが良い
  • 視認性が抜群
  • 反応速度が速い
  • 手軽な電池式
  • クリップ式で場所を取らない

プリセットにバズフェイトンモードがあるので、モードを選ぶだけで使用できます。

10,000円でペダル式と同じ精度が手に入るコスパの良さも魅力です。

電池は100均で買えるCR2032なので、入手も簡単でランニングコストも安く抑えられます。

家用として持っておいて損はないチューナーです。

私は家での練習用にこれを使っています。設定不要で使える手軽さと、正確さのバランスが最高です。

特に驚いたのが、正確にチューニングした時の和音の響きの美しさです。

これまで合っていると思っていたチューニングが、実はズレていたことに気づかされました。

ただし、電池の消耗がやや早めなので、使用後は必ず電源をオフにする習慣をつけましょう。

予備電池を常備しておくと安心です。

こんな人におすすめ
  • 設定なしですぐ使いたい
  • コスパ重視
  • クリップ式が好き
  • 家での練習がメイン

後継機種:Strobo Clip HDC(充電式モデル)

2024年に発売された後継機種「Strobo Clip HDC」は、USB-C充電式になり、電池交換の手間が不要になりました。

画面もカラー化され、10色から選択可能。プリセットごとに色を変えられるので、視認性がさらに向上しています。

電池交換が面倒な方や、より視認性を重視する方にはHDCがおすすめです。ただし、価格はHDより6-7千円高くなります。

【2位】Peterson Strobo Stomp Mini|省スペースなペダル式

ペダルボード派に最適な省スペース設計のペダルチューナーです。

端子が本体の上にあるのでエフェクター間を詰められ、USB-C給電にも対応した実用的なモデルです。

ここが良い!
  • BOSSコンパクトよりも小さい省スペース設計
  • 端子が本体上部配置なので配線がスッキリ
  • PC編集でカスタムチューニング作成可能
  • USB-C給電対応
  • トゥルーバイパス/バッファー切り替え可能

ペダルボードの貴重なスペースを節約できる小型設計が最大の特徴。

端子が上部配置なのでエフェクター間を詰められ、省スペース化できます。

トゥルーバイパス/バッファーの切り替えが可能で、音質にこだわる方にも最適です。

USB-Cバスパワーでも駆動できるため、最近のペダルボード電源のUSB端子が活用できます。

また、HDにはないMiniだけの機能として、ミュート状態が画面に表示されるため、チューニング中かどうかが一目でわかります。

クリップ式に比べると価格が約2倍(約19,000円)になります。ペダルボードを使わない方にはオーバースペックかもしれません。

こんな人におすすめ
  • ペダルボードを使っている
  • ボードのスペースを節約したい
  • 足元で素早くチューニングを切り替えたい
  • USB-C給電を活用したい

【3位】Peterson Strobo Stomp HD|大画面で見やすいペダル式

Peterson最大級の画面で抜群の視認性のフラッグシップモデルです。

130種類以上のプリセットと9V電源出力機能を備えた、プロ仕様のペダルチューナーです。

ここが良い!
  • Peterson最大級の画面で圧倒的な視認性
  • 130種類以上のプリセット搭載(3機種中最多)
  • 10色のディスプレイカラーで視認性向上
  • トゥルーバイパス/バッファー切り替え可能
  • 9V電源出力付き(他ペダルへ供給可能)
  • PC編集でカスタムプリセット作成可能

直射日光やステージライトの下でもストロボ表示がはっきり見える大画面が最大の特徴です。

プリセットごとにバックライトの色を変えられるので、一目でどのチューニングか判別できます。

アダプター使用時は他のペダルに電源を供給できるため、パワーサプライの容量不足も補えます。

ただし、Miniに比べて筐体が大きく、ペダルボードのスペースを取ります。

また、端子が両サイド配置なので、Miniの上部配置に比べると省スペース性では劣ります。

価格もMiniより約4,000円高いため、大画面や電源出力機能が必要かどうかを検討してから購入しましょう。

こんな人におすすめ
  • 大画面で視認性良くチューニングしたい
  • 電源供給機能が使いたい
  • 複数のギター・チューニングを使い分ける
  • ペダルボードに余裕がある
  • 最高峰の機材を揃えたい

【番外編】Sonic Research ST-300

日本では販売終了のため中古市場で見つけたら検討の価値ありです。私はStrobo Clip HDとこれを使っています。

Sonic Research ST-300は、±0.02centという超高精度が特徴のペダルチューナーです。

Petersonの5倍の精度を誇り、PCアプリでカスタム・チューニングできるのが魅力です。

ただ新品では手に入らないので中古を探す必要があります。

使ってみて良かった点

・高精度(±0.02cent)でバズフェイトンにも対応できる
・ストロボチューナーで反応が早い
・カスタムチューニングが3つまで登録できる(PC上のアプリで編集可能)
・コンパクトで持ち運びが楽
・電池とアダプター両対応

特に良かったのがPetersonと同様にPC上のアプリでカスタムチューニングを編集できることです。

小さいチューナー本体で細々とした操作は面倒ですが、これだとかなり楽に編集できます。

下の画像が編集画面です。

ST-300PCアプリ
ST300 Editorの画面

チューナーとPCをUSBでつないで、Downloadボタンを押すと現在チューナーに入っている全チューニングが呼び出せます。

各弦のチューニングの数値を入力します。編集後にUploadを押すとチューナー本体に上書きされます。

この記事で詳細なレビューを書いています。
Sonic Research Turbo Tuner ST-300 のレビュー

まとめ|バズフェイトンには高精度チューナーが必須

バズフェイトンチューニングは、通常のチューニングから1〜2centずらす特殊なシステムです。

そのため誤差±0.1cent以内の高精度チューナーがないと本来のバズフェイトンの音は出ません。

Petersonの高精度チューナーであればバズフェイトン用のプリセットが入っているので設定不要ですぐに使えます。

おすすめチューナー
  • Peterson Strobo Clip HD – 気軽に使えるクリップ式
  • Peterson Strobo Stomp Mini – 省スペースなペダル式
  • Peterson Strobo Stomp HD – 大画面で見やすいペダル式

正確にチューニングすれば、バズフェイトンの真価を実感できます。特に和音の響きが段違いです。

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