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プロジェクターの天吊りをするときに気をつけること(空配管・下地補強は必須 失敗談も有り)

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今回はプロジェクターの天吊りについて書いていきます。ホームシアターを構築したいなら必須の項目です。

配線が見えない分スマートに見えるので見た目もバッチリです。プロジェクターやスピーカーを天井に付ける場合、ケーブルが壁や天井を這っていると見た目がよろしくないです。

空配管を通すことで見た目をスッキリさせることができるのでやってよかったです。私の失敗談も掲載していますので、これからお考えの方にも役立つと思います。

下地補強は事前にしておかないと強度不足で壁掛けテレビやプロジェクターの天吊りができなくなるので注意しましょう。

空配管について

空配管とは

こんな配管を使用します。PF管やCD管という名称でこれを壁の中や天井に通しておき、この中にスピーカーケーブルやHDMIケーブルを通ます

空配管で選びで重要なのは管の太さです。何のケーブルを何本通すかを事前にしっかり考えておきましょう。


例えば部屋の前方にアンプがあってプロジェクターを天井につけるのであれば、壁と天井の間を通しておきます。

オレンジ色のように壁の中に配管を入れておき、この中に配線を通します。

空配管
空配管

空配管の用意はハウスメーカーにお願いをしました。数千円の単価ですので大したコスト増加にはならないと思います。

ここからここまで空配管を通したいと伝えておけば必要な長さは用意してもらえます。

空配管の選び方

スピーカーケーブルなら6mm~8mmくらいが一般的です。HDMIがやっかいでケーブル太さはスピーカーケーブルと変わらないのですが、コネクター部分が大きいのでその分太くする必要があります。

HDMIとLANケーブルを通したかったので、その部分は内径28mmの太いものを使用しました。太い方がケーブルを通すときに引っかかりにくくて通しやすいです。

空配管にケーブルを通す方法

ケーブルを通すときは通線ワイヤーを使用しますが、距離が長いと通すのが難しくなります。一部は自分で通しましたが、結構手間取りました。

事前にケーブルを用意しておいてハウスメーカーの電気工事業者さんにやってもらうのがオススメです。

このワイヤーを片方の穴から入れて反対の穴から出します。

穴から出てきた通線ワイヤーにケーブルをテープでぐるぐる巻きにして固定します。そして通線ワイヤーを引っ張ってケーブルを通していきます。途中でケーブルが外れるとまたやり直しです。

通線ワイヤー以外の手法としては、空配管の中に針金を通しておいてもらいます。針金にケーブルをテープで固定して反対側から引っ張ります。

空配管と針金
空配管と針金

天吊スピーカーの予定場所に空配管と針金を通してもらっています。

失敗談

プロジェクターを天吊したのですが、空配管を出す位置の計算が甘かったす。これから天吊りを考えている方はしっかりと計算しておきましょう。

プロジェクターのメーカーサイトで希望するインチサイズを投影するのに必要な投影距離がシミュレーションできます。

本当はプロジェクターの真上にケーブルを出したかったのですが、かなり前に出てしまいました。

プロジェクター
プロジェクター側
プロジェクターの配線
アンプ側

前方にアンプ類があるので、そこから天井までHDMIケーブルを通しています。

右側の写真はアンプ側の壁から配線が出ているところです。

左  :プロジェクターのHDMI ここから天井までつながっています。
真ん中:テレビ用のHDMI、LANケーブル この上のテレビ裏とつながっています。
右  :この上についているテレビ裏の穴とつながっています。

プロジェクター側の天井にコンセントを付けておくのを忘れないようにしましょう。

プロジェクターを天吊するなら必須です。配線を出す用のプレートもあるのでこれをつけると見た目が良いです。

天吊り金具はSANUSを使用しています。高さ延長ポールもついておりレンズシフトがないモデルでも調整がしやすいです。

プロジェクターが変わっても使い続けられるので、良いものを選びました。

SANUS プロジェクターマウント VMPR1s シルバー

下地補強

プロジェクターは重量があるので天吊りする際は必須です。普通の天井は石膏ボードにクロスが張ってあります。

石膏ボードはもろくて強度が弱いので、ここにビスを打って天吊り金具を取り付けるとプロジェクターの重量で落下する危険性があります。

通常の天井は木枠が組んでありここに石膏ボードが打ちつけてあります。

この木枠であればビスが効くので大丈夫ですが、細いのでおそらくこれだけではビスの数が不十分です。

そこでこの木枠の間にコンパネ(木の板)を渡すことでビスを打つ面積を増やせます。

下地補強
下地補強イメージ

実際の天井の写真です。木枠が組まれています。

天井
木枠

天井の写真です。木枠に石膏ボードとコンパネがついています。

天井の下地補強

プロジェクター金具固定でビスを打ちそうな範囲だけコンパネにしてもらっています。

下地補強は範囲を広めにしておくとプロジェクターの位置修正がしやすいです。プロジェクター用の空配管と電線がでています。

ここでも位置の見積もりが甘くて後から下地補強の範囲を広げてもらいました。プロジェクターの投影距離や投影サイズ(インチ)をHPでしっかり計算しておきましょう!!

以前は突っ張り棒にメタルラックの棚をつけてそこにプロジェクターを天吊りしていました。それに比べるとかなり見た目良く仕上がったと思います。


スクリーンを目立たせずに天吊する方法を解説しています。

プロジェクターのスクリーンを安全かつ見た目良く天吊りする方法
スクリーンを天吊りするには下地補強をしておくと安全です。なくても天井の柱部分を探してネジを打てば大丈夫です。スクリーンを取り付ける部分を凹ます(スクリーンボックス)をつけておくと、使用していないときもスクリーン自体がみえないのでインテリア的にも良くなります。

迷光対策をすると黒が締まるので映像が格段に綺麗に見えるようになります。

プロジェクターの迷光対策(なるべく安価でするには?)
プロジェクターの迷光対策は画質に大きな影響を与えます。黒いカーテンを使って迷光対策したところ、かなりの効果がありました。壁からの反射が減ったので、黒浮きがかなり低減できました。市販のカーテンでも効果が得られるので、高コスパの迷光対策です。
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