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レーザー距離計でスピーカーをセッティングする方法|手軽に音質アップ

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レーザー距離計はレーザーを使って瞬時に距離を計測できるすぐれものです。特に便利なのが部屋の広さや天井高のメジャーを伸ばしてさっと計測するのが難しい距離も一瞬で計測できることです。

これを利用するとスピーカーのセッティングも簡単にできます。一家に一台レーザー距離計ということで今回はレーザー距離計について書いていきます。

レーザー距離計とはどんなもの

これがレーザー距離計です。手のひらサイズです。レーザー式のメジャーみたいなものです。

使い方は非常にシンプルです。測定したいところに向けて測定ボタンを押すだけです。


①上に赤い光が見えます。

②距離が表示されます。

①の上に赤い光の点が見えます。この光が当たっている点までの距離を計測できます。計測ボタンを押すと②のように距離が表示されます。

便利なのが計測点の始点を変更できることです。レーザー距離計の先端、中央、後端と変更できます。例えば天井高を図る場合は始点を後端にして測定すると床から天井までの高さがわかります。

裏側に三脚に固定できるネジ穴(1/4インチ,6.35mm)があります。そこに固定する場合は中央を始点にします。

BOSCHのレーザー距離計のスペック一覧

工具で有名なメーカーなBOSCHを選びました。レーザ距離計の会社としても有名で製品数はかなり多いです。私が選ぶ際に種類が多くて迷ったのでスペックごとにまとめてみました。

型番GLM
40
GLM
500
GLM
50C
GLM
80N
GLM
250VF
測定距離 [m]0.15-400.05-500.05-500.05-800.05-250
最小測定単位 [mm]10.50.50.10.1
測定精度 [mm]±2.0±1.5±1.5±1.5±1.0
重さ [g]90100100140240
その他機能傾斜
水準器
傾斜
測定
防塵・防水
ファインダー
価格 [円]6,8008,90018,80034,80042,000
BOSCH レーザー距離計スペック

光源はレーザーダイオード、635nm(赤)、自動電源OFF(約5分)機能は共通です。値段はAmazon価格(2022年12月)を参考にしています。

コスパであればGLM40 一択だと思います。日常仕様で0.1mm-0.5mmの測定精度が必要になることはほとんどないです。精度も±2mmと問題ありません。


最小測定単位や精度を優先するのであれば、GLM500も良い機種です。
Bosch Professional(ボッシュ) レーザー距離計 GLM500

もっと安いのということであればBOSCH ZAMO3がおすすめです。

測定範囲:0.15-20 m
最小測定単位:1 mm
測定精度:±3 mm
測定距離や精度は表にある機種よりは劣りますが、日常仕様では十分です。

引っ越しや模様替えで役に立つ

役に立ったのが引っ越しの時です。タイルカーペットを部屋に敷き詰めたかったので、部屋の内寸を正確に把握する必要がありました。これを使えばメジャーを持って部屋を行き来することなく、楽々測定できます。

正方形の20帖だとおおよそ5.6m✕5.6mなのでメジャーで測るのは大変です。そもそも安物のメジャーだと3mくらいまでしか測れないものがあります。こんなときにこそレーザー距離計が役に立ちます。

メジャーを持って自分で歩いたり、誰かに持ってもらったりする必要がありません。

スピーカーのセッティング

リスニングポジションに三脚を立てて、レーザー距離計をスピーカー前面に向けてレーザーを出して計測します。三脚はあったほうが良いです。レーザー距離計をスピーカーの方角に向けたときに、レーザーの中心がズレません。

レーザー距離計を使ったスピーカーのセッティング

スピーカーまでの距離を左右で揃えます(赤線の部分)。たったこれだけです。レーザー距離計の精度にもよりますが、左右で2-3mm以内に収まれば上出来です。。ピッタリにするのは結構難しいです。


青線の部分も同じになるようにします。ここはメジャーの方がやりやすいと思います。左右の中心位置の床に養生テープでバミリを入れておくとわかりやすくなります。

リスニング中は頭も多少動きますので、そこまで神経質にならなくてもOKです。厳密に言うと椅子に座ったときも毎回同じ位置ではなく、cm単位でずれているはずです。

自分の環境で図ってみたら右:2.529m 左:2.510mでした。左右で19mmとそこそこずれてました。以前はあわせたのですが、ずれていたので修正しました。

ピッタリ合わせると定位感が増しました。前より音像がしっかりしたように聞こえます。

ルンバを毎週かけているので、スタンドに激突して少しずつずれていたのかもしれません。

上の図ではスピーカーは並行置きですが、内振りにしている方もいると思います。

内振りセッティング

その場合はスピーカー前面に鏡を付けて、レーザーを出します。鏡で反射したレーザーがレーザーの発射位置と同じところに返ってくるようにセッティングします。

同じ位置に返ってくれば、内振り角度もピッタリリスニングポジションを向いているということになります。


角度に関してはレーザー距離計よりレーザーポインターを使ったほうが明るくて見やすいです。同じ内振り角度でなおかつ同じ距離にする必要があるので、これがなかなか難しいです。

このセッティングを簡単にできてしまうレーザーセッターというものがあります。オーディオショップで有名な逸品館さんから出ています。



これだとレーザーポインター、水準器、反射してきたレーザーの位置を確認するサークル、三脚等の必要な物が全て付属しておりセッティングが簡単にできます。

記事を書くにあたり久しぶりにスピーカーのセッティングをしました。手間はかかりますが、これをきっちりやるだけでスピーカーの能力が引き出せますので、是非トライしてみてください。

お手持ちのスピーカーを買い換える前にセッティングを見直すだけで、スピーカーが大化けするかもしれません。

他に音質アップ効果があったのは電源環境の強化です。200Vノイズカットトランスの導入が効果的でした。ローノイズになるため音の解像度が増し、音像がしっかり見えるようになりました。どちらもアンプやスピーカーより低コストで導入できたのでコスパが良かったです。

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