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アイソレーショントランス購入時に比較検討したメーカー4選!おすすめは電研精機

オーディオ・シアター
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オーディオ機器やギターアンプ、DTM環境の音に、なんとなく“音のざらつき”やノイズ感を感じていました。

・もっと音をクリアにしたい
・ノイズが気になる
・電源周りの対策をしたいけど、何を選べばいいのかわからない

音楽好きなら、こういった悩みを抱える人は多いと思います。

私自身、オーディオだけでなくギターもやるので、音のクリア感やノイズにはずっと悩まされていました。

いろいろ調べるうちに「アイソレーショントランスが良いらしい」と知り、導入を検討し始めました。

ただ、詳しく調べてみると 同じアイソレーショントランスでも違いがありました。

・メーカーごとにトランスの構造が違う
・対処できるノイズの種類が変わる

一口にトランスと言ってももいろいろな種類や特徴があったのです。

買ってから「思っていたのと違った…」という失敗は避けたいですよね。

私も購入前に色々調べて悩んで、複数のメーカーを比較検討しました。

最終的に選んだのは、電研精機 ノイズカットトランスNCT-Iです。なぜ電研精機を選んだのか、比較したポイントを含めて、この記事でまとめています。 

電研精機のレビューは以下の記事で詳しく紹介しています。 

この記事がアイソレーショントランス選びのヒントになればうれしいです。 

電研精機 ノイズカットトランス NCT-I

最終的に電研精機 ノイズカットトランスを購入しました。

トランスの種類構造コモン
モード
ノーマル
モード
高調波低帯域
ノイズ
高帯域
ノイズ
高調波低帯域
ノイズ
高帯域
ノイズ
①絶縁トランス
(一般的なアイソレーション
トランス)
絶縁トランス
②シールドトランスシールドトランス
③ノイズ遮蔽トランス
(ノイズカットトランス)
ノイズカットトランス
トランスの比較表

アイソレーショントランスにも種類があります。①の絶縁トランスが一般的なアイソレーショントランスです。①②はノーマルモードノイズには対処できません

③ノイズカットトランスは対処できる種類が一番多く、高調波ノーマルモード以外の全てに対処できます。

①→②→③の順に対処できるノイズの種類が増えます。トランスの構造を見ると①→②→③の順に遮蔽構造が増えていますね。

①は2つのコイルが絶縁されているだけです。②や③はこれに加えて遮蔽構造が追加されています(点線部分)。

ノーマルモードノイズ、コモンモードノイズは簡単に図解すると下図のようになります。

ノーマルモードノイズ
ノーマルモードノイズ
コモンモードノイズ
コモンモードノイズ

ノーマルモードノイズは電源のプラス側からマイナス側を通ってノイズ源まで戻ってきます。

コモンモードノイズは電源のプラス側とマイナス側でノイズが同位相で同じ方向に進み、大地を通ってノイズ源まで戻ってきます。

検討した他のトランスはHPを見る限りアイソレーショントランス(絶縁トランス)としか書いておらず、ノーマルモードのノイズに強いかは不明でした。

ユニオン電気は4重シールド構造とあるので、ノイズカットトランスに近い構造かもしれませんが、詳細がわからなかったのでやめました。

電研精機のレビューを探すと数は少ないですが、高評価なレビューがほとんどでした。値段も200V仕様でかなり安いです。

オーディオメーカーなら30万は確実に超えるスペックです。サイズや重量もコンパクトでその点も良かったです。

ノグチと電研精機で迷ったのですが、比較表のスペックにより電研精機を選びました。特に音痩せ等の弊害を感じることもなく5年も愛用しています。

電研精機のノイズカットトランスは種類が沢山あります。選び方について記事を書いています。
電研精機のノイズカットトランスはオーディオ用ならNCT-Iシリーズがおすすめ!

プロケーブル アイソレーショントランス STH-1520A

プロケーブル アイソレーション電源トランスはオーディオや楽器をやる人の中ではいろんな意味で有名なメーカーです。ギタリスト電源ともいわれるアイソレーショントランスが特に有名です。



200V→100V&115V と海外アンプ向けに115Vがあります(100V仕様もあります)。

ちょうどアメリカ製115V仕様のギターアンプを持っていたので検討しましたが、予算的に厳しかったのと重量25kgでサイズも大きめ(高さ27cm、幅20cm、奥行き34cm)だったので断念しました。オーディオラックの後ろに隠しておけるならデメリットにはなりません。

レビューをを見るとうなり音やにおいについても指摘されているのが気になりました。

スタジオやプロも使用しているので性能的には良さそうです。コンセントプラグの形状が一般的な形状と異なっています

200Vコンセント
左:一般的な200Vのコンセント、右:プロケーブルの200Vのコンセント

左が一般的な200Vのコンセントです。プロケーブルの製品は右側のL6-15規格のプラグを採用しています。そのため壁コンセントを右の物に交換するか、電源ケーブルのプラグを左のものに交換する必要があります。壁コンセントを交換するには電気工事士の資格が必要です。

サイズ、重量、プラグの形状がクリアできるならこの製品は有りです。

ゼネラルトランス アイソレーショントランス 2PMC-540EZ

オーディオブログでよく見かけるトランスです。

ネット上のレビューも多く見られる上に音質的にも良さそうでした。値段が安い(38,500円)、サイズ小さい、10.5kgということで最有力でした。

HPを見ると製品性能についての説明がなく、決め手にかけました。とりあえず候補として残していました。

ユニオン電機 ノイズゼロトランス MNR-D

ノイズゼロトランスという名称の製品になります。HPを見ると種類が多いですが、MNR-Dはオーディオ用途他という記載があります。特注専門とのことで、仕様変更も受け付けてくれます。細かくこだわりたい方にはおすすめです。

ノイズゼロトランスの説明では性能に期待できそうです。

・特許をとっているオリジナルのノイズ対策トランス
・4重シールド構造で極めて良好なノイズ減衰特性を示す

製品紹介ページにオーディオ用途とあるのでそれ目的購入する方も多そうです。サイズや重量もちょうど良さそうでした。500VA で8.0kg 横125mm 奥行き225mm 高さ150mm。

私が選ばなかったのは
・納期が10-15日もかかる
・見積もりを取る必要がある
・ネット上でレビューが少ない

という理由からです。特に3つ目が心配でレビューがあれば買ってたかもしれません。

ヤフオクで検索してもかなり数が少なかったです。見積もりを取るまで価格がわからないのもマイナスポイントでした。

まとめ|電研精機ノイズカットトランスにした理由

いろいろなノイズに対策できて価格もお手頃だったので、電研精機を選択しました。

アイソレーショントランスの購入で迷っている方の参考になればと思います。

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