本サイトはPRを含みます

DTMにはウルトラワイドモニターがおすすめ|Dellの34インチをレビュー

DTM
スポンサーリンク

DTMで作業していて、こんな悩みを感じたことはありませんか? 

DTMの画面が狭く、DAWやプラグインを同時に開くと作業しづらい
ウィンドウの切り替えに時間を取られる 

私も最初は15.6インチのノートPCだけでStudio Oneを使っていました。
しかし、画面の小ささとウィンドウの切り替えにストレスを感じていました。 

私はこれまでいろいろなモニター環境を試してきました。
デュアル、トリプル、50インチ単体、50インチ+27インチ2枚…その中で最終的に34インチウルトラワイドにたどり着きました。

この記事では、同じように ウルトラワイドモニターを導入するか迷っているDTMユーザーに向けて、

ウルトラワイドモニターとデュアルモニターどっちがいい?
実際に画面分割した例 
Dell34インチモニターのレビュー 
モニターサイズの選び方と比較機種 

について解説しています。

この記事を読めば、DTMにウルトラワイドモニターを使う場合のメリット・デメリットやサイズの選び方がわかります。

私はDellのP3421W(34インチ)を購入しました。
導入から4年経った今では、作業に欠かせない存在になっています。 

今は価格の下がった後継機種が出ています。↓

ウルトラワイドモニターのメリット・デメリット

メリット

・画面に継ぎ目がない
・ケーブル1本で接続可能(要対応PC)
・複数のウィンドウを並べられる広い作業領域

私が特に気に入っているのは「画面に継ぎ目がない」点です。
一つの大画面で自由にウィンドウを配置でき、3分割表示も快適に行えます。

デュアルモニターでは小さすぎてこの3分割ができません。

ノートPCのUSB-C端子が電源と映像出力に対応したPCなら、ケーブル1本で接続が完了。

デュアルモニターだとケーブルが4本になりごちゃつきますが、これならデスク周りがすっきりします。

ウルトラワイドモニターとノートPCをUSB-Cケーブル1本で接続した図解

デメリット

デスクにある程度の奥行きが必要
重量があるため、転倒・地震対策を推奨 
箱の保管場所が必要 

大きい 
横幅そのものよりも、モニターと顔の距離、つまりデスクの奥行きが重要です。 

距離が近すぎると全体を見渡しにくくなりますが、奥行き60cmあれば問題なく快適に使えています。 
奥行きがあまりない場合は、モニターアームで前後位置を調整すると見やすくなります。 

重たい 
モニター本体が約6.7kg、スタンド込みで合計約11kgとずっしりしています。 

その分安定感はありますが、地震などの転倒対策としてモニターアームで固定すると安心です。高さ調整もしやすくなるのでおすすめです。 

スタンド使用の場合は耐震ゲルを敷くと安心。 

箱の保管場所が必要 
モニターより一回り大きい箱が付属します。途中で買い替え予定があるなら保管を推奨。

このサイズにぴったりの箱は市販ではほとんど見つからないため、保管場所の確保は必要です。 

ウルトラワイドモニターでの画面分割と表示サイズ感

34インチウルトラワイドモニターを設置したところです。ひと目で横長なのがわかります。

表示領域は以下の通りです(カッコ内は本体サイズ)。
横:799.8 mm(815.7 mm)
縦:334.8 mm(365.4 mm)

ここからは、実際にウィンドウを分割したときの画面の見え方を紹介します。

画面を2分割

ウィンドウを2つ並べても、1画面あたりが大きくて十分見やすいです。私は2分割をデフォルトで使っています。

画面を3分割

横幅は狭くなりますが、これでもネットを見たり資料作成をするくらいであれば十分です。
サイトによっては横スクロールが必要になる場合もあります。

Studio Oneをフルスクリーン表示

横の作業領域がかなり広くなります。

横軸がかなり長く表示できるので、横スクロールの回数を大幅に減らせます。DAWソフトを使う人には特に快適です。

Studio Oneを2分割した画面

2分割しても十分な作業領域です。2分割でも十分な作業領域を確保できるので、資料やブラウザを見ながらの作業がしやすいです。

きれいに分割するためには専用アプリを使うのがおすすめです。
・Dell Display Manager
・PowerToys (Fancy Zones)


おすすめはPowerToysです。Windows純正のアプリなので、Dellモニターでなくても使用できます。

Dell 34インチウルトラワイドモニター「P3421W」レビュー|後継モデルとの違いも紹介

私が購入したのはDellのP3421Wという34インチのウルトラワイドモニターです。
この機種は終売ですが、後継としてS3422DWGが出ています。


このP3421Wには、用途に応じて選べる4つの後継モデルがあります。詳細は次の章で紹介します。

初めてのウルトラワイドかつ湾曲モニターでしたが、実際に使ってみると違和感はありません。
他の湾曲モニターに比べると緩やかな湾曲具合で、湾曲していると意識することは少ないです。

解像度は 3440×1440(UWQHD) で、文字や画像の粗さを感じません。

リフレッシュレートは60Hzのため、ゲーム中心の用途には少し物足りないかもしれませんが、最新機種では100〜120Hzに対応しているため、より滑らかな表示ができます。

そして最も便利に感じているのは、USB-C ケーブル1本で映像出力と給電(PD 65W)を同時にできる点 です。

ノートPCとケーブルが1本で接続できるので、デスクまわりがとてもすっきりしました。

モニターからノートパソコンにケーブル1本で給電できてかつ映像も出力できるなんて便利ですよね。

モニターをUSBハブとしても使用できます。
USB-Aポートが4口あるので、ポートの少ないノートパソコンユーザーにはありがたい機能です。

現行モデル|おすすめのウルトラワイドモニター

後継モデルとして S3422DWGが出ています。
ただし、注意点として、S3422DWGにはUSB-Cの給電機能(PD)がありません。

私が最も気に入っている「ノートPCとケーブル1本で接続できる快適さ」を求めるなら、最新モデルのS3425DWP3425WE、U3425WEが選択肢になります。

どれも PDに対応しており、ノートPCをケーブル1本で接続できるのが魅力です。

Dell 34インチウルトラワイドモニター 4機種の比較表

それぞれに特徴があり、どのモデルを選ぶかは「何を重視するか」で決まります。

以下の表で主な違いをまとめました。

S3422DWGS3425DWP3425WEU3425WE
PD非対応対応(65W)対応(90W)対応(90W)
リフレッシュレートHDMI:100Hz
DP:144Hz
120Hz100HzHDMI:100Hz
DP:120Hz
パネルタイプVAVAIPSIPS Black
曲率1800R1800R3800R1900R

曲率:「R」は曲率半径。数値が小さいほどカーブが強く、包まれるような没入感があります。

S→P→Uの順で価格が上がります。
クリエイターで色再現性にこだわりがあるならUかPモデル、価格で選ぶならSモデルでも十分です。

S3425DWはアマゾンだとなんと5年保証がつきます。メーカー直販だと3年なので、2年分も保証が追加されます。

用途別の選び方・おすすめモデル

ケーブル1本で接続(PD給電)重視 → S3425DW / P3425WE / U3425WE  
・ゲーム、映像重視 → S3425DW(VA・120Hz)
・クリエイター、色再現性重視 → P3425WE(IPS・90W・ハブ強化)
・こだわる方・プロ用途 → U3425WE(IPS BLACK・Thunderbolt4・KVM対応・高色域)
U3425WEは「IPS Blackパネル」を採用しており、従来のIPSより黒が締まりコントラストが高いのが特徴です。

色再現や階調の自然さを重視する方に最適な上位モデルです。高画質・高機能重視なら、U3425WEは満足度が高いです。

ウルトラモニターサイズの選び方

ウルトラワイドモニターを選ぶときに迷うのが「サイズ」です。 

結論から言うと、最もバランスが取れているのは34インチです。 

おすすめのサイズ

ウルトラワイドモニターには主に 29インチ・34インチ・38インチ の3サイズがあります。 

それぞれの特徴をまとめると以下のようになります。 

サイズ特徴
29インチ27インチより少し広い程度。2画面に分けるとやや窮屈。
34インチ作業効率と視認性のバランスが最適。ウルトラワイド定番のサイズ。
38インチ広大な作業領域だが、デスクサイズと価格のハードルが高い。 
ウルトラワイドモニターのサイズと横幅

ウルトラワイドモニターの代表的なサイズを実寸比で比較した図です。

29インチ・34インチ・38インチウルトラワイドモニターのサイズ比較図。34インチがバランスよく、38インチはより広い作業領域を確保できる。
ウルトラワイドモニターの画面サイズ比較(29・34・38インチ)

サイズ別の体感・サイズ感

実際の使用感や店舗で実物を使用した印象です。

29インチ
2分割すると1ウィンドウあたりの横幅が約350mm(16インチノートPC程度)で、据え置きモニターとしてはやや狭くなります。 

横に広い27インチモニターという感じで、ウルトラワイド感はあまりないです。
ウルトラワイド29インチなら27インチの4Kモニターもありかなと思いました。

画面を2分割するとかなり小さく感じました。3画面分割はかなり小さくて厳しいです。

34インチ
2分割すると1ウィンドウ約400mm(18インチノート程度)で、18インチモニターの横幅くらいです。

複数アプリを並べても快適に作業できて、映像・ゲーム・仕事のすべてでバランスが良く、最も万人向けなサイズです。 

38インチ
3画面分割でも余裕の広さで、動画編集・株取引・プログラミングなど、複数作業を同時にする人に向いています。
作業領域が広く確保できるので、予算が許すならおすすめです。

ただし、デスクサイズがモニターより小さいと見た目のバランスが悪く、左右の首振りも大きくなるためやや疲れやすい点には注意が必要です。

サイズ別の価格

モニターサイズと価格の目安です。

サイズ価格特徴
29インチ3~5万円価格は手頃だが、作業領域が狭い 
34インチ3~10万円バランスが良いサイズで最も人気。機種が豊富
38インチ15~20万円価格は高いが、圧倒的な作業領域
ウルトラワイドモニターのサイズと価格

38インチだとパソコンが買えるくらいの価格になります。

メジャーなサイズではないので、選べる機種もかなり少なくなります。DellかLGくらいです。

解像度にも注意が必要です。
同じ34インチでも「2560×1080(フルHD相当)」と「3440×1440(WQHD)」では、表示の滑らかさにかなり差があります。 

価格差はありますが、長く使うなら 3440×1440一択 です。 

安価なフルHDモデルは価格的に買いやすいですが、文字の粗さが気になって私は候補から外しました。 

他に検討したモニター|LGのウルトラワイドモニター

他に迷ったのはLG ウルトラワイドモニターです。コスパの高さで人気のあるモデルです。 


価格が手頃で、YouTubeやAmazonレビューでも高評価が多く、初めてのウルトラワイドとして選ばれることが多いです。 

Dellを選んだ理由
最終的にDellを選んだ理由は手厚いサポートと保証の安心感です。

・3年保証(ドット抜けにも対応)
・良品先出し交換(修理品を送る前に交換品を発送してもらえる)

セットで用意したいモニターアーム

ウルトラワイドモニターは横幅が広いので、高さや角度を自由に調整できるモニターアームがあると快適です。

私が使っているのは定番のエルゴトロンLXです。


これを導入してから、モニター下にノートPCを置けるようになり、 デスクを広く使えるようになりました。 
高さ調整もスムーズで、姿勢を崩さずに作業ができます。

ノートPCをサブモニターとして使う場合も、アームで高さを調整すれば、2画面作業の快適さが格段に向上します。

モニターアームでノートパソコンもサブモニターとして利用
ノートパソコンとウルトラワイドモニターを2画面で利用

まとめ ウルトラワイドモニター34インチが総合的におすすめ

・ウルトラワイドモニターは、1台で広い作業領域を確保できる
・DTMや動画編集では、横軸が広く表示できて快適

・おすすめは34インチ(2画面分割でも十分な広さ)
・USB-C対応モデルなら、ノートPCをケーブル1本で接続可能

ノートパソコン1台や小型モニターで作業をしている方は、ウルトラワイドモニターを導入すると作業効率や視認性がアップします。

DAWやタイムラインの横スクロールも減り、編集作業のストレスを軽減できます。



DTMには電源環境もかなり重要です。ノイズカットトランスを導入して音質アップにつながりました。

オーディオや楽器の電源を200Vにした効果を測定で検証!違いは歴然!
200Vの電源の導入を検討している方は必見。この記事では200Vのメリットや実際に使ってみたレビューを解説しています。200Vは簡単な電気工事で追加することができます。200V電源を使い始めてオーディオが大幅にレベルアップしました。オーディオだけでなく楽器やDTMにも効果を発揮します。
電研精機ノイズカットトランスの効果をレビュー|音がより鮮明に
電研精機のノイズカットトランスを検討している方は必見。この記事では導入後の音質変化、ノイズ低減効果の測定結果を紹介しています。導入したことで音の鮮明さとエネルギー感が向上しました。この記事を読めば導入のメリット・デメリットがわかります。

モニターの次に重要なのはチェアです。長時間作業するには疲れにくい椅子が必須です。エルゴヒューマンに変えてから腰とお尻がかなり楽になりました。

DTM&ギター用の椅子としてエルゴヒューマンを3年半使った感想
DTMをする人は長時間座ることが多いので椅子選びは大事です。安いものだと腰やお尻に負担が大きく体を痛める原因になります。エルゴヒューマンの椅子を使うようになってから特に腰が楽になったのでやはり椅子にはこだわるべきだと実感しました。

DTM
シェアする
usarinyoをフォローする



音質向上記

コメント