MDR-CD900STはDTMや楽器をやっていてる人にはおなじみのモニターヘッドホンです。13年使っているのでイヤーパッドがボロボロになっていました。それが原因で音漏れがあったり、低音不足に感じるようになりました。
同じような状態の方は多いのではないでしょうか。気がつけばボロボロになっているため、気がついたときが交換時です。イヤーパッドが劣化してくると音質にも悪影響なのできちんとモニターするために交換をおすすめします。
イヤーパッドを交換するならウレタンリングも同時に交換するのをおすすめします。どちらも音質に影響する重要なパーツです。順番はウレタンリング→イヤーパッドです。
SONY純正のイヤーパッドに交換しました。
ついでにイヤーパッドの劣化を防ぐためにカバーも装着しました。
イヤーパッドを外すと見えるウレタンリングです。見えないところにあるので気がつけばボロボロです。
この記事ではイヤーパッドの交換方法を写真つきで解説しています。記事を読むと交換手順がわかります。
イヤーパッドの劣化対策に導入したイヤーパッドカバーについてもレビューしています。
古いイヤーパッドの取り外し
端っこを外側に引っ張って取り外します。イヤーパッドは溝にはさまっているだけなので引っ張ると簡単に外せます。
取り外したイヤーパッドです(汚くてすみません)。13年も使ったので外皮はボロボロでパッドも弾力がありません。新品と見た目が全然違います。
取り外しの時に黒い粉がポロポロ出てきて掃除が大変でした。
ウレタンリングの交換
イヤーパッドを外すとこの状態になります。矢印の黒いカスがウレタンリングです。劣化しすぎて形を留めていません。両面テープでついているので爪で引っ掛けてはがします
ウレタンリングはサウンドハウスで1つ140円で購入できます。
新旧ウレタンリングの厚みの差です。古い方はぺたんこで厚みがありません。
裏のシールをはがして、中央に貼り付けます。真ん中の丸部分だけ取り外して完成です。
これで交換完了です。イヤーパッド交換方法を調べていてウレタンリングの存在を知りました。ボロボロになるとドライバーの中に入り込むので早めに交換したほうが良いです。
写真ではわかりにくい場合はサウンドハウスの動画がわかりやすいです。
新しいイヤーパッドの取り付け
取り外した時の溝部分にイヤーパッドをはめ込んでいきます。取り外しと逆の手順です。
イヤーパッドの端の部分を耳あての溝に押し込んでいきます。
最初はイヤーパッドの端を引っ張ってかぶせます。その後イヤーパッドの端を溝に押し込んでいきます。
左右ともに取り付けて完成です。
古い方はシワが伸び切っていてひび割れがひどいです。新しい方はシワが多くて生地がしっかりしています。
写真ではわかりにくいという場合はサウンドハウスの動画がわかりやすいです。
音質の変化は?
音のバランスがめちゃくちゃ変わりました。特に低音の聞こえ方が変わります。イヤーパッドが劣化してスカスカになっていたため、低音が抜けていたのでしょう。
・全体のバランスが良くなった
・周りの音が聞こえにくくなった
きちんとモニターするならイヤーパッドは定期的に交換すべきです。音のバランスが崩れてフラットじゃなくなるので、きちんとモニターできなくなります。
イヤーパッドの劣化対策|カバーを装着!!
これまではmimimamoというヘッドホンカバーを装着していました(Lサイズ)。これもボロボロだったので交換しました。イヤーパッドがかなり劣化してからつけていたので、もっと早くつけるべきでした。
Amazonでmimimamoより安いカバーを見つけたのでそちらを使ってみることに。mimimamoの約半額で2ペア入りのお得仕様!
両者の違いを簡単に書くと
Amazonの方:生地が厚くて薄手の靴下みたい
生地が薄いほうが音質への影響は少なそうですが、実際に聞いてみると変わったようには感じません。生地が厚いほうが長持ちしますし。
これでイヤーパッドの劣化が抑えられるなら良しとしましょう。どちらも洗濯できるので清潔に保てます。
ちなみにですがヘッドホンのヘッドバンドのカバーも装着しています。こちらは3年使っていますが、全く劣化していません。これも洗濯できるので清潔に保てます。
ヘッドバンドに巻き付けてジッパーを閉じるだけです。
ヘッドバンドカバーをつけたときのメリットです。
・長時間装着しても頭の上が痛くならない
・洗濯できるのできれいに保てる
まとめ|イヤーパッドは音質に影響大!!
イヤーパッドを交換するとこんなにも音が変わるとは思いませんでした。徐々に劣化していくので、音の変化に気がつきませんでした。
・劣化すると音質にも影響がでる(特に低音)
・イヤーパッドやヘッドバンドにカバーをすると劣化を防げる
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