オーディオや楽器用機材の音質アップに用いられるアイソレーショントランスを購入しました。購入する際に比較検討した製品について書きます。結果的に電研精機のノイズカットトランスを購入しました。そのレビューについてはこちらの記事に書いています。

比較する際に着目したポイントについて解説していきます。200V仕様を購入しましたが、100V仕様もあります。
①プロケーブル アイソレーショントランス STH-1520A
②ノグチ(現:ゼネラルトランス) アイソレーショントランス 2PMC-540EZ
③ユニオン電機 ノイズゼロトランス MNR-D
④電研精機 ノイズカットトランス NCT-I
①プロケーブル アイソレーショントランス STH-1520A
オーディオや楽器をやる人界隈で有名なメーカーですね(色々な意味で)。
200V→100V&115V と珍しく115Vがあります(100V仕様もあります)。ちょうどアメリカ製115V仕様のギターアンプを持っていたので惹かれましたが、予算的に厳しかったのと重量25kgでサイズも大きめ(高さ27cm、幅20cm、奥行き34cm)だったので断念しました。オーディオラックの後ろに目立たないように置きたかったのです。
ネット上でレビューをを見るとうなり音やにおいについても指摘されているのが気になった点です。
ヤフオクにもちょこちょこ出るので、入手性は良いと思います。ネットで検索するとスタジオやプロが使用しているケースもあるようですので、性能は良さそうです。
コンセントプラグの形状が一般的な形状と異なっています。

左が一般的な200Vのコンセントです。プロケーブルの製品は右側のL6-15規格のプラグを採用しています。そのため壁コンセントを右の物に交換するか、電源ケーブルのプラグを左のものに交換する必要があります。壁コンセントを交換するには電気工事士の資格が必要です。
サイズ、重量、プラグの形状がクリアできるならこの製品は有りだと思います。
これもオーディオブログなどでよく見かけるトランスで、気になっていました。ネット上のレビューも多く見られる上に音質的にも良さそうでした。値段が安い(38,500円)、サイズ小さい、10.5kgということで最有力でした。
HPを見ると製品性能についての説明がなく、そのあたりが残念でした。とりあえず候補として残していました。
ノイズゼロトランスという名称の製品になります。HPを見ていただくとたくさん種類がありますが、MNR-Dのところにオーディオ用途他という記載があります。特注専門とのことで、仕様変更も受け付けてくれるようです。細かくこだわりたい方にはおすすめです
ノイズゼロトランスは
・特許をとっているオリジナルのノイズ対策トランス
・4重シールド構造で極めて良好なノイズ減衰特性を示す。
といったすごそうな言葉が並んでいます。性能的には期待できそうです。
製品紹介ページにオーディオ用途とあるのでそれ目的購入する方も多そうです。サイズや重量もちょうど良さそうでした。500VA で8.0kg 横125mm 奥行き225mm 高さ150mm。
私が選ばなかったのは
・見積もりを取る必要がある(個人情報も必要)
・ネット上でレビューが少ない
という理由からです。特に2つ目が心配でレビューがあれば買ってたかもしれません。ヤフオクで検索してもかなり数が少なかったです。あとはおおよそでも価格がわかると検討がしやすいですね。
最終的にこちらの製品を購入しました。こちらの資料が決め手となりました。2ページ目一番下の表がわかりやすいです。ノイズカットトランスは電研精機の商標のようです。
アイソレーショントランスには色々と種類があるようです。資料にある表の中で一番○が多いのが、ノイズカットトランスです。これを見る限りアイソレーショントランスはノーマルモードノイズに対処できないようです。しかし、ノイズカットトランスはノーマルモードノイズにも対応できるようです(高周波以外)。
上で紹介した①②のトランスに関してはHPを見る限りアイソレーショントランスとしか書いておらず、このあたりの仕様が不明でした。つまりノーマルモードのノイズに強いかは不明でした。
③はノイズゼロトランスというぐらいなので、対策はされているとは思いますが詳細がわかりません。
電研精機のレビューを探すと数は少ないですが、良さそうな印象でした。また値段も200V仕様で税込み36,850円とかなり安いです。オーディオメーカーから出ている製品なら20万は確実に超えてくるようなスペックです。サイズや重量もコンパクトでその点も良かったです。
②ノグチと④電研精機で迷ったのですが、上記の資料により④電研精機を選びました。
コメント