バズフェイトンチューニング(以下BFTS)という単語は聞いたことがあるでしょうか。その名の通りバズ・フェイトン(Buzz Feiten)さんが考案したチューニングです。
この記事を読むとバズフェイトンチューニングは普通のチューニングとどう違うのか?
バズフェイトンチューニングに適しているのはどんなチューナーなのかがわかります。
BFTSはハイエンドギターに搭載されています。有名どころではsuhr、Tom Anderson、T’s Guitarsです。搭載ギターにはこのような刻印が入っています。

目次
・バズフェイトンチューニングとは?
・バズフェイトンチューニングに対応したおすすめチューナー
①Sonic Research ST-300
②Peterson StroboClip HD
簡単に言うとナットを通常位置から1フレット側に少しだけずらした構造になっています。これによりローポジション(1-3フレット)を押さえた時にシャープするのを防いでいるとのことです。
小難しい話は置いておいて、下の表がBFTSにおける各弦のチューニングです。


見ていただくとわかるように通常のチューニングから1~2centずれています。わざとずらすことできれいに響くようになっているそうです。
初めて買ったBFTS搭載のギターでバッチリ合わせた時の和音の綺麗さにはびっくりした覚えがあります。
先程の表でわかるように通常のチューニングから1-2centずらすので、誤差が1cent以下の高精度チューナーを使う必要があります。
私が使用しているのは Sonic Research ST-300です。
このチューナーのすごいところは精度が±0.02centという高精度な点です。
使ってみてよかったことをまとめました。
・ストロボチューナーで反応が早い
・LEDが明るいので暗いステージでも視認性が良い
・カスタムチューニングが3つまで登録できる(PC上のアプリで編集可能)←イチオシ
・コンパクトエフェクターと同じくらいのサイズで持ち運びが楽
・電池とアダプター両対応
良かった点としてPC上のアプリでチューニングを編集できることがあります。小さいチューナー本体で細々とした操作は面倒ですが、これはかなり楽に編集できます。

これは編集画面です。
チューナーとPCをUSBでつないで、Downloadボタンを押すと現在チューナーに入っている全チューニングが呼び出せます。
各弦のチューニングの数値を入力します。
編集後にUploadを押すとチューナー本体に上書きされます。
昔はKORGのDT-7が定番でしたが、精度が±1centしかないので、バズフェイトンチューニングをするには精度が不足しています。
クリップチューナー がいいという方にはPetersonのStroboClip HDがおすすめです。私はこちらも使用しています。普段の家使いにはこれで十分です。
これは最初からBFTSモードがあるので、特に設定も不要です。ドロップチューニングにも対応しています。
チューニング時の反応性と視認性もかなり良いです。
ボタン電池で使用でき、CR2032なので100均で簡単に手に入ります。
家用のチューナーとして持っておいて損はないチューナーです。
今回はバズフェイトンチューニングについて書いてみました。
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